頚椎ヘルニアの外傷的発症確率が高いとされる要因が交通事故です。交通事故は自転車・自動車・徒歩など関わり方はさまざまですが、いずれにしても全くの無傷で済むということはあまりありません。
比較的軽症で済んだ場合にはかすり傷や捻挫、打撲などの症状が挙げられますが、それと同時に頚椎ヘルニアも発症しやすいとされています。
交通事故が起こった瞬間というのは、普段から経験することではないため急激なショックに体や神経が無意識的に興奮状態に陥ることが多いのですが、そのせいで直ぐに痛みや異変に気づくことが出来ない場合があります。
予期していなかった非現実的な出来事に被害者であっても加害者であっても興奮状態が発生してしまい、頚椎ヘルニアを発症しているにも関わらず検査を受けるまでそのことに気づけないというケースも多くあるようです。
自動車に乗っている際などに交通事故に合うと、体の機能が無意識に大切な器官や神経系を守ろうというように反応し、一時的に体が硬直した状態に陥ります。
そうなった時に強い衝撃が与えられると、体全体を守ることが出来る可能性が高くなりますが、その分一時的に首や腰などの脊椎に強い衝撃が集中的に与えられてしまいます。
強い衝撃を与えられた脊椎の中でも特に軟骨部分である椎間板が損傷しやすく、それが原因により頚椎ヘルニアへと繋がります。
交通事故が起こると他の怪我や症状が併発する確率ももちろんあるので、そちらに気を取られてしまいヘルニアには気づけないということもあり、またむち打ちやその他の頸部捻挫と勘違いを起こしてしまうことがあります。
しかし、頚椎ヘルニアは神経を圧迫してしまうことから痛みだけではなく痺れや麻痺、激しい頭痛や吐き気にめまいなどの症状が引き起こされます。
更には放置して重症化していくと運動障害などの障害症状が併発することもあるのです。むち打ちと症状が似ている上にどちらも交通事故で発症しやすいので、精密検査による判断を仰ぎましょう。
